夢ラン~笑顔×世界翔ける自転車~

これは21歳大学生が笑顔とともに世界一周する物語です

Day14(1) お前がいてくれてよかった、そら

3/18
Muktinath-Tatopani
74km

昨晩あれほど体調が悪かったのに朝起きるとケロリと治っていた。

僕はこの↑タイプの人間なのではないだろうか。なんか食えばどんな状態も治る。
一年前に自転車事故で背中が半分なくなった(すりおろした)ことで手術になると言われたが、医者もびっくりの回復力で手術すら必要なかった。
バカにつける薬はないけどバカは薬すら要らないみたい。
 
さて、そんなジャパニーズモンキーには共に旅する相棒がいてだな。

ここまではただのお荷物だったかもしれないがここからはちがう。
僕とそらは足し算ではない。2人で何倍もの力を生み出せる(親バカ)
 
そのためには愛情込めたメンテナンスが必要だ

オイルを指し、緩んだネジを絞め戻し、切れたボトルケージを止め直した。
これで準備満タン。
 

下界に来てからは肉づくし。下界と言っても富士山の頂上の標高は同じなのだが…
とにかく、モンキーはタンパク質を取らないと動けない。
ヤクのすり身の揚げ物を食べて

出発。今日も縛晴れだ。

ムクティナートの街並み。一気に都会に来たかに思えるほどのさかえっぷりだ。

チェックポイントではコロナチェックをされた。こんなのチェックポイントでは初めてだったし、圧倒的回復力を備え持ったモンキーで本当に助かった。
 
👨ノーコロナ!
 
無事突破である。
 
ここで共に昇ったイギリス人女性3人組と出会う。
無事ここまで来れたんだ!おめでとう!!
お互いを祝福し合う。スーパーヒーローと呼ばれるのも今なら恥ずかしくもなんともない。
自分でもいかれたことを達成したと思っている

ムクティナートの街並みを離れる

馬や担架で運ばれている人を大量に見た

街の外れでは大量の馬が鎮座している。
コロナは流行っていないはずだけど…何かあったのだろうか

アンナプルナのさらに西側の山々を眺めながら出発

ここからはダウンヒルの舗装路である。
60km/hをゆうに超えた速度が出る。
ちなみに昨日の平均時速は0.7km/hだ。
僕×そらが足しただけの力ではないことがお分かり頂けただろうか

ぐんぐん下っていく

下りの途中でまた共に昇った仲間に出会った。
Hey super hero!!
心地がいいセカンドネームだ。
みなにお礼を言って先に進む。

Kagbeniを過ぎると再び未舗装路の平地が再開。しかし昨日と比べれば走りやすさは天地の違いだ

水の抜けたダム沿いを進んでいく

Jomsomに到着

ここはかなりの大都会でATMが存在した。
金欠ここで終結
ここから死にかけた身体へのご褒美に豪遊を決定する。

Jomomから登れる山々の標高
トロンパスが圧倒的に高い。苦しみ苦しんだ上制覇した今、非常に誇らしげだ

気持ちのいい天気。最高の相棒そらと共に走るアンナプルナ。
そうだ、僕はこれがしたかったんだ
最高の気分だ
 
【続く】