夢ラン~笑顔×世界翔ける自転車~

これは21歳大学生が笑顔とともに世界一周する物語です

Day192 地獄に仏

9/12
Gent▶Bruxelles▶tienen
103km
 

 
説明し忘れたが、昨日の寝床は3キロ離れた郊外のサイクリングロード野分の林の中
 
いい感じに木が生い茂っていると、こちら側からはサイクリングロードを十分に確認できるのにあちら側からは意識を凝らさないと見えない
 
というか、まさかこんな森の中に人がいるなんて思っていないから見もしないんだけど
 
つまり浮浪者
 
 
全身の湿疹が乾燥に変り、その治癒のために貰った薬のおかげで治った。
おばちゃん優しすぎて500mlもくれたけど、当然必要ないし、そもそもこの薬強すぎて治った時は使ってはいけないと書いてあった。
 
なので

 
 
メッセージを書いてバス停に置いてきた。誰か使ってくれるといいけど…
捨てるのあまりにもったいなかった
 

 
ビール工房があった。
その正面の銅像
浴びるように飲んで体溶けてるじゃんw
 

 
途中の道にあった木を作って作るアーティスト
 

 
ひとつ一つの作品のクオリティが高い
その部分にあった気を選んで使ってある。
 
選ぶ作業とそれをくっつける作業。本当に時間をかけて作るんだろうな
目の穴とかの形も緻密だ
 

 
この鹿の角は本物っていうね。
 
 
50km程曇りの中を走ってBruxelles10km手前でついに小雨だった雨が本降りになった。
 
仕方が無いのでゴアテックスのレインを出そうとしたら…
ない!?
 
初めは盗まれたと思って愕然とした。
しかし思い返してみると気づいた
 
最後イギリスで使ってから嵐の中逃げ込んだホテルに干してそのまま置いてきてしまったのだ。
 
しかしもうここはベルギー
なんならそのホテルは二週間前に止まったとこ。
 
わずかな可能性にかけて急いでブリュッセルのマックでハンバーガーひとつ頼んで連絡を送った
 
 
ブリュッセルと言ったらこれ
 

 
小便小僧なんだけど、スーツ着てる!
 

 
チャック下ろしてるのかな笑

 
ブリュッセル名物ワッフルを持った小便小僧も
こっちの方が見なれた全裸くんだな笑
 

 
 
街中
 

 
 
マック正面の建物
 

 
鐘楼
この国鐘楼がいっぱいある
 

この間に実は色々あったんだけど。
その話はまた機会があったら。
 
とりあえず雨なのにレインウェアもなく動けないので
無心でブリュッセル名物
 

 
ブリュッセルワッフルを食べに来た
 
ワッフルの本家ベルギーには二種類のワッフルがある
ひとつがこのブリュッセルワッフル。
四角くてサクサク。色々ソースをかけて食べる軽くてサクサク(二回目)
 
堪能してから雨も弱まったタイミングで出発
空も心もモヤモヤしたまま。
 
どんよりした雲のしたもやもやの心で進む。
そして本日宿泊するつもりだったtienenの街へ。
着いた時にはもう8時待ての暗くなりかけだった
 
少し前の街で調べてみたが、宿は一番安くて¥7000越え。
そんなものは泊まれないが、町にひとつキャンプ場を見つけたのでそこに泊まることにした。
 
が、
 
まさかの空いていない!
(なんなら予約が必要らしかった…)  
門が締められ監視人もいないのでどうしようもない。
 
次に充電ができそうな場所を探した。
…が、マックもなければ頼みの綱だった駅にもない。
(限界すぎてスーパーの外部コンセントにすがろうともした。まぁなかったが。やっちゃダメ)
 
途方に暮れて、手段が泊めて頂くしか思い浮かばなかった。
とりあえずwarm showerで助けてください!とメールを送って、それから駅前で営業
 
駅横のバーから出てくる人に営業すると、安いホテルあるから着いてきな!と言われた。
 
ホテルだけど、調べた時¥7000以下はなかったので本当に助かる!
ついて行って話しているうちにおかぁさん
 
"あなたが良ければウチ泊まる?"
 
うわあああありがたい!!
この言葉にどれだけ救われたか、言葉では言い表せないほどです。
 
 

 
このあったかココアとパンの味は忘れられない
旅の目的を話して、写真をお願いしたら、旦那さん
 
"チューするか"
 

 
大人になってもこんな大胆に愛情を見せられる夫婦ってすごく憧れる。
ここまでは無理でも、せめてじじいになっても手繋いであるきたいなぁ
 
 

 
仲良し
 
 

 
これが部屋。リビング
 

 
ねこなんだけど、名前はバッドマン(女の子)
鳴かないし、すごく静かだけど甘えてきてふわふわで、ほんとに可愛い
 
数日ぶりのシャワーも借りて、本当に助けられた一日でした