夢ラン~笑顔×世界翔ける自転車~

これは21歳大学生が笑顔とともに世界一周する物語です

Day129.130 葛藤

7/11.12
Evora▶Elvas
93km
 
 
7/11
ホテルに沈没した朝は果てしなく遅い。
オフトォンの魔力がぼくのサーカティアンリズムを狂わせる。
 
普段6時起きの僕だが出発は11:00になった
 
 
まずevoraの街を観光。
 
アサが綺麗な街だと言っていたが、その通りで壁の白が太陽光で映える、ヨーロッパらしい風景が広がっていた
 
おみやげやさんの隣にはどう見ても中古の鈴が売っている

これは牛や羊に付けられていたもの。
この国ではタグじゃなくて鈴をつけるんですねー 
 
カマンベールチーズを思い出す。

お土産屋さんには大量のコルク製品
 
 

街には馬車も走ってます

車の列の中に馬車がパッカパッカ音を立ててはしっていた様子には感動。
なんだか絵本の物語みたい。
 

町は白基調。

エヴォラのローマ神殿という。
ローマ神殿ふたつあったんですか??

写真を撮ってほしいと言われたので、ついでにとお願いしてとってもらった

街に点在する噴水にヨーロッパらしい雰囲気がある。
 
 
 
 
 
1時間半ほど観光して、宿に戻り、今後の予定を決めることにした。
 
このエヴォラはリスボンからまっすぐ東に来た場所。ここから行き先を決めなければならなかった
 
 
大きくわけて3つ
①このまま最短距離でマドリードまで目指す。約1200km
②ロカ岬でであったあかねちゃん達のおすすめ南部!アンダルシア・アルハンブラ宮殿・…
スペインを楽しむならここ!という魅力が集まっている。
サンティアゴ・デ・コンポステーラという、キリスト教さん大聖地のひとつより、スペイン北部を800km巡礼路を逆走する。
なお、このためにはサンティアゴ・デ・コンポステーラまで600km来た道をもどりつつ北上しなければならない。
 
どうしてここまでなやませているかと言うと、7月後半にツール・ド・フランスがフランス南部を通過するのだ。
かつ、ギリギリの計画を組んでいる中で90日でシェンゲン協定圏内である西ヨーロッパを走破しなければならない。
 
僕にとって1番のネックはツール・ド・フランスだった。生で見れるチャンスは7月開催ということから、人生にもう一度あるかどうかわからない。
 
葛藤に葛藤し決められず、とりあえずお腹がすいたので昨日のバーガーキングに戻る
 

昨日ホテルにはいるためにお世話になったドイツ人の親子とお別れをして。
父子で旅行してるってすごいよね
 
 
エルバス2度目のバーキン
昨日のワールドカップハイライトにも目もくれずひたすら悩んだ。
 
そして、悩んだ結果
 
"1日150km漕ぎ続けてバルセロナまで走り、アルプス山脈を300km進み越えて、カルカッソンヌにて7/21-23にツール・ド・フランスをみる"
 
という決断だった。
22日がツール・ド・フランスの休息日にあたり、この日ならプロ選手と直接触れ合える確率が高く、ゴールもスタートも観戦出来るという理由から無茶することを決めた。
 
必然的にまこっちゃんとは別れることになるので最後の晩餐
 
ガソスタの野宿も断られてしまったので近くの公園へ

ワインで乾杯して

ビーフじゃああっ!!
 
この国のビーフで1番安いものを買ったが、よくよく計算してみると100g100円をきっていた。
 
ほかの野菜もやすい。これは、毎日ビーフ生活まであるぞ…
 
ガスバーナーで火傷したまこっちゃんもテントに撤退し、僕もあっさり寝てしまった。
 
 
 
7/12

朝食は肉のあまりを焼いた気がする。
いくら探してもod缶が見つけられなかったので初のガソリンにシフトした。
こんなことをできるからsoto様のストームブレーカーは強い。
強すぎる。
唯一無二の商品だろう。
 
テントをたたみ終わったあたりでスプリンクラーにねらいうっち♡(ももクロのノリで)にされる
 
パッキングも直前にすんでいた僕はギリギリ撤退。 
 
 
 

 
 
この直後に起きたハプニング
①ペダルが外れる
②未開封コーラが石畳に振られて爆発。
閉めても炭酸が吹き出す有様
③ガソリンを給油してから道を間違える
 
 
そのあいだに抜かされて、涙の別れからの再会を果たしましたとさ。
 
 
 
 
さんざん葛藤したのにまた揺れる
いや、だって2人で走る方が楽しいもんな
二人でいるとトラブル起きなかったのに一人になった途端やばかったもんな。
 
まるで追いつかれて二人で走れって言ってるみたいに
 
 
結局、最短ルートのマドリードから北上しアルプス山脈西側から抜けることに決めた。
 
 
 
サン・ミゲル・デ・マルシェの街で昼食

 

ハムトマトレタスを挟めばハンバーガ

 
オーストラリアと似ている点としては、街が点在していること。
というか、街どうしのあいだがあんなにゴミゴミしているのは日本だけなのかもしれない
 

しかもこの道は

だいたいこんな坂の繰り返し

ヒィヒィ言ってのぼるまこっちゃん
 

取りそびれてしまったのだが、途中のまちは白と赤の花がまち沿いに咲き乱れていて、家の色とマッチしなんとも美しかった 
 
恐らくレドンドの街だったと思う
アランドロンかもしれない。

休憩。
ここからすぐの場所に国境があった。
2人ともありの強襲にあった。 

 

 
ここで最も楽しみだったのは世界遺産アモレイラの水道橋。
その前に買い出しをしたかったがスーパーは工事中という。まこっちゃんはヒィヒィいいながらもどる
 
 

 
昔の建築物が完全に街と同居している姿に心震えた。
 

スーパーで買い出し。惣菜の豚の角煮は最高にうまかった。

管理人さんの息子君はだいのゲーム好き。
任天堂SONYのある日本へ来ることを夢見る。
 
お父さんも僕らに会えておお喜びだった。
日本のゲーム業界は素晴らしいね。ゲームと言ったらこの2社しかないだろう。
 
 
テントを立ててからの久しぶりのシャワーは最高だった。
夕食はピザ。
 
日本から輸入したロースターを初使用。
カリッカリで美味しく焼ける。
いいものを買いました。